皆さんは「技能五輪」をご存じだろうか?
2年に1度開かれる”運動”ではなく、”技能”の世界一を決める世界大会である。
それは1950年にスペインで始まり、日本は1962年から参加している。
規模も多きく今月11日に開催される同大会には
世界62の国と地域から約1200人もの選手が参加する。
原則22歳以下の若者が、「移動式ロボット」や「溶接」、「車体塗装」など50種目で争う。
もう一度目指す、”ものづくり世界一”
「ものづくり大国日本」と言われるだけあって、日本はかつて金メダル獲得数上位の常連となっていた。
2005年、2007年の大会では2大会連続の金メダル獲得数トップであった。
しかし、ここ3大会では韓国にトップの座を奪われ、前大会では16年ぶりに上位3位にも入れなかった。
そこで今トヨタ自動車を筆頭に日産などの大手メーカーが選りすぐりの社員をさらに育成している。企業内の練習施設での特訓はもちろんのこと、1000分の1ミリもの正確性を求められる”削り”をも限られた時間でこなす選手に余念はないだろう。
サムソンを持つ世界トップクラスのものづくりを行っている韓国や
現在、急速に力をつけている台湾などライバルは多い。
5年後の「東京オリンピック」では、まさにその「ものづくり大国日本」らしい建物や施設を世界に見せたいと私は思う。
そのためにも、この大会が多くのものづくりに携わる方たちの励みになることを願う。
そしてもちろん、参加される選手には努力とプライドをかけてメダルを獲得して欲しいと思う。
こないだ新宿の某電機屋さんにいた時、ある外国人観光客の方が、プロペラのない扇風機を見て
「Wow Oh my god!! This is Japan!!」(わーお!!驚き!!これが日本なのね!)
と言っているのを見て
「いや、それって日本が作ったのかな?海外にもあるんじゃ、、、」と思うと同時に少し誇らしく感じた。
そんな素敵なものを作る国であってほしい。
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