クジラと言えば、海の王者とも呼ばれる、現在確認されている生物で最も大きな生物である。(植物を抜けば)
クジラの中でも最大の大きさを誇るシオナガスクジラは最も大きい個体で34mが確認されている。
その姿は純白の白で、優雅な泳ぎ方には王者と呼ばれる風格があり、神秘的ですらある。
そんなクジラが太古の昔、どんな姿か知ってるだろうか?
実は、、、、
こんな、、、、
こんな姿だった!!
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なんだ、この弱弱しいオオカミは!!(笑)
そう、実は現在のクジラ類の最初期の祖先は、約5000万年前にいた「パキケトゥス」と呼ばれる足を持つ水辺の乾燥した陸地で生活していた生き物であった。
その化石はパキスタン中央のスライマン山脈で発掘された。かつてこの地域は海の底であったようだが、オオカミのようなその動物「パキケトゥス」は、完全な陸上生物だった。
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本種は、四肢を持っていたころのクジラである。陸上で体を支えることが可能なしっかりとした四肢と蹄(ひづめ)を持った有蹄動物(偶蹄動物)であった。体の大きさはオオカミに匹敵する。長い尾を持ち、全体的に見てイヌの遠い親戚のような外観を想像される。その特徴は水生よりむしろ陸生の条件を多分に具えていて、実際に多くの時間を陸の上で過ごしていたであろうと推測されている。しかし、クジラ類固有の、距骨にある滑車状の構造および内耳の耳骨の際立った特徴や、臼歯の尖端の配列など形態学的特徴から、クジラ類に属し、その進化系統上の最初期の種であることが明らかになっている 出典元
次に出土したのは、水陸両用の体を持つ約4千9百万年前の動物の化石。どちらの化石もクジラ特有の耳に特徴的な構造を持ち、クジラの祖先だと判明した。
「”歩き、泳ぐクジラ”」この2つの化石発見により、クジラの進化の過程を知ることになったのである。
水陸両生のワニやカワウソに似た「アンブロケトゥス」と呼ばれる。
それがさらに進化し、このカワウソみたいな可愛いクジラとなる(笑)
「クッチケトゥス」
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そして、次に現生のクジラの祖先あるいは祖先に近縁な生物であるといわれている「ドルドン」となった。
体長は約5メートルで、イルカに似た生物だったよう。
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い、イルカァ~??
なんかブサ可愛い感じ(笑)
それらの段階を動画で説明されているのがこちら
出典 https://www.youtube.com/watch?v=8cn0kf8mhS4
なかなか興味深い進化の仕方である。
人間がネズミのような哺乳類から進化してきたことを考えれば
何でもありなんだなとつくづく思い知らされる。
やっぱり
「ありえないなんて事は、ありえない」ということなのかもしれない。
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