『ノーベル賞』大村智の研究内容って!?三億人以上救ってきた研究と貫いた信念

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昨日、10月5日に今年のノーベル医学・生理学賞の受賞が

北里大学特別栄誉教授の大村智さんに決まった。

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どんな研究内容で受賞!?

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では、一体大村さんはどのような研究内容でノーベル賞を受賞したのか。

 

その答えは、「微生物」にある。

 

40年近く研究を続けてきている大村さんだが、彼の研究内容の要点をまとめると、土中にある微生物から寄生虫を駆除する有機化合物である「エバーメクチン」を発見→それを元に企業と合同で抗寄生虫薬「イベルメクチン」を開発した。

 

当初は家畜用に使用されていたが、熱帯地方特有の病気で失明や視覚障害を引き起こす「オンコセルカ症」や皮膚などが肥大化して硬くなる「リンパ系フィラリア症(象皮病)」、ダニが原因の皮膚病「疥癬」などの特効薬として普及した。
特にオンコセルカ症は「六大熱帯病」の一つで、1年で約1800万人が感染していた時期もある。しかし、WHOが大村さんらの開発した薬の無償配布を決定し、2025年ごろには撲滅されるという。

 

イベルメクチンの服用により、感染の危機から救われる人はなんと

年間約3億人にも上るという。

 

 

そんな微生物の研究家でもある大村さんは、記者会見の際

「私の仕事は微生物がやっている仕事をいただいたもの。私自身がこんな賞をいただいていいのかな」と謙虚に語っていた。

 

 

大村智さんてどんな人? 科学者としての「信念」

 

「大村さんは、所属している北里大学では伝説の人」とテレビの記者が言っていたが、事実、北里大学と言ったら「大村智」となるくらいに有名な方だそうだ。

 

「生涯に一つでも薬にできる成分を見つけられた研究者は幸運」と言われるほど、化学物質を発見し、実用化することは難しい。

 

しかし、大村さんらが発見した化学物質は、なんと26種類の医薬品や農薬などになった。

 

さらにはそういったことで得た収入を研究だけではなく、地元に温泉施設を作ったり、病院の建設に寄付したりなどしている。

 

こういったことから北里大学と言ったら「大村智」と呼ばれ、大学の入り口にもモニュメントが作られるわけだ。

 

 

”信念”

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大村さんが記者会見の際に言っていた言葉で印象的なものがいくつかある。

 

1.「科学者というのは、人のために仕事をしなければならない」

 

2.「私は人のマネはしません」

 

3.「絶えず失敗しないとだめなんです。成功した人は失敗のことは言わないんです。私もそうでしたが、成功の陰にはその何倍もの失敗がある。そのことを忘れないで」

 

1は座右の銘だそうで、祖母から「人のためになることをしなさい」と言われ続け、分かれ道に立った時は、それを基準に考えてきたそうだ。

正直大学の時も教授の方は自分の研究が楽しくて没頭し研究しているだけのように思えることがあったが、それが人のためになるのなら動機はなんであれ良いことだし、必要なことだと分かる。

 

ただ「人の役にたってこその科学者」という言葉を聞くと、そういう想いで研究している人もいるんだなと思わせてくれる。

 

 

2は科学者として、人のマネをしていては絶対に過去や人を超えることは出来ないとスキーの経験から知ったことだと言っている。スポーツ同様に、人と同じ練習をするのではなく、自分達で考え練習することで上達して超えていく。

それは科学も同じだと。

 

 

最後に3は学生に向けた言葉である。

実は定時制高校の教師をしていた大村さん、他の科学者以上に教育を大事にしているそうで、学生への一言を聴かれた際に言った一言である。

 

科学者というのは、失敗を隠したがるが”失敗”こそが大きな糧であり、成長の芽だ。そのように語る大村智に、学生は触発され、またいつか彼の教え子がノーベル賞を取るような素晴らしい研究をしてくれるかもしれない。

 

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