TPPって何!?大筋合意による日本のメリットとデメリットを分かりやすく解説

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10月5日、ついにTPPの閣僚会合は、交渉参加12カ国が大筋合意した。

 

 

まず、「TPP」とは何なのか。
そして今回のTPP合意により、一体われわれの生活がどのように変わるのか。

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日本にとってのメリット・デメリットを分かりやすく解説したいと思う。

 

 

「TPP」って何?

 

「TPP」とは一言で言うと、日本・米国を中心とした環太平洋地域による経済連携協定のこと。

12か国で編成された経済関係を深める枠組みである「FTA」の中のパートナー協定を指す。

 

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出典元

 

 

「FTA」をもう少し詳しく説明すると

自国産業を守ることや、逆に強めることを目的に輸入・輸出品にかけている関税をなくしたり、つけたり

また貿易や投資をしやすくするルールを設けたりして、経済関係を深める枠組みのことだ。

 

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例えば、A国はパソコンなどの電子機器の部品に関して安く質も量もある、高い生産力を持っているとしよう。

そういった安くて質のいい物であれば、多くの国がそれを欲しがる。

 

ただ、A国はそれを沢山輸出したいけど、輸入する側の国は税をかけないと大量に安い部品が入ってきて国内の電子機器部品を作る会社が倒産してしまう。

そうなれば急激に失業者が増えてしまうし経済的に問題が出てきてしまう。

 

そこで関税についてや、どこまでの量を扱うかなどのルールを話し合うの場がTPPだ。

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GDP世界1位のアメリカと3位の日本がいる自由貿易協定なので世界的にも注目されている。特にこれだけ大きいアジア周りが中心の協定なのに「中国」がいないことに疑問を抱かないだろうか?

 

なぜなら、この協定は別名「対中国ブロック経済圏」だからだ。

アメリカが参加したのは世界2位の経済大国となった中国が主導してアジアの経済圏を確立する前に、米国に有利なルールを築くためである。

 

 

TPP同意による日本のメリット・デメリット

 

デメリット

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あなたもテレビなどのメディアで見たことがないだろうか?

「TPP合意ならず」、「TPPによる自給率の低下」、「TPPによって農業は」といったニュースを。

まさに、そこにヒントがある。

デメリットを列挙すると大まかに以下のようなものがある。

 

・関税撤廃により海外の安い農作物が入ってきて、日本の農業を守れなくなる

・農作物を海外輸入品に頼ることで、さらに食の自給率が下がる

・著作権に関するルールが変わり、厳しくなる

 

米・肉・乳製品に関しては関税率を下げたら、日本の農業は廃れてしまうと言われてきた。政府は当初、それを考慮するといった声明を出していたにも関わらず結局そこを曲げてしまったということだ。

消費者側にとっては安い米や肉などが増えるのは嬉しいかもしれないが、安全性に関してはどこまでのラインを設けるかにもよる。そこが曖昧では怖くて買えない。

 

数字としては具体的に以下のようになった。

 

コメは、関税のかからない輸入枠を設置した。
アメリカに対して5万トン、そして、オーストラリアに対して0.6万トンというのは、新たに設けたわけだが、これを両国あわせておよそ8万トン近くまで拡大するというもの。
そして、肉は、牛肉・豚肉ともに、関税を大幅に引き下げた。
牛肉は、現在の38.5%を16年目までに9%にするというもの。
豚肉は、安いものに関しては1kgあたり482円だが、これを10年目に1kgあたり50円にしようというもの。
そして、乳製品に関しては、関税の安い「TPP枠」が新しく設けられた。
これが、バターの場合だと、当初、3万9,341トンでスタートして、これを6年目以降に、4万5,891トンに拡大させていこうというもの。
今回のTPP交渉で、われわれの食卓、買い物に大きな影響があるとみられる。

出典元

 

 

TPPでは、知的財産権も含まれており、著作権に関しては、かなり厳しくなってしまった。

Web制作者や同人誌などの漫画やアニメ産業に関連すると思われる条項は著作権に関する項目と著作権侵害のライン

『項目』

・著作権者の告訴がなくとも取り締まれるようになる。
・損害額を立証しなくとも裁判所が賠償命令をできる。
・著作権保護が作者の死後50年から70年になる。

『ライン』

・引用の範囲を超えているものはNG。
・主従関係でいえば従に収まっているか。
・著作権者の利益を損ねていないか。

出典元

 

 

メリット

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・関税の撤廃により貿易の自由化が進み日本製品の輸出額が増大する。

・グローバル化を加速で雇用や輸出額増大により、GDPが10年間で2.7兆円増加すると見積もられている。

海外の安い農作物や肉の大量輸入により、食のコスト低下

 

関税の撤廃は何もデメリットだけではなく、逆に日本の強い産業を海外により輸出できるようになるメリットもあるわけだ。

特に日本の最も強い産業である「自動車部品業界」が関税撤廃されたら爆発的に経済効果をもたらすと言われている。

 

今現在、車社会であるアメリカでも日本の自動車や部品が圧倒的に売れているが、高い関税により輸出量が完全にコントロールされている。

それが今回の同意により将来的に(10年後となっている)には関税撤廃されることが決まった。

 

自動車だけでなく、日本ブランドの米もそうであるし、最近の日本食ブームにより多くの日本農作物が人気となるかもしれない。

 

実際、すでに日本ではなく海外に焦点を当てている農家も増えているそうだ。

 

また、消費者にとっては肉や米にバターなど多くの食材が安くなれば嬉しいし、外食ももちろん安くなる可能性が高いわけだ。

 

 

まとめ

 

今回の同意により、今後我々の生活がどうなっていくのか。

強い産業はいいけど、関税撤廃により窮地に追いやられるかもしれない産業は一体どうすればいいのか。

メリットだけを見るのではなく、デメリットを知った上で今後どのように行動していくか。

このTPP同意は、私たち一人ひとりにも関わる問題である。

 

この記事が、少しでも考えるキッカケになったならありがたい。

 

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