2017年春に卒業を予定する学生が来年に行う就職活動について、経団連は企業の採用選考開始を「8月から6月に前倒しする」方針を正式に表明した。
やはり来年の就活は6月スタートとなるようだ。
前回の就活関連記事【決定!?】2016年の就活選考は6月スタートに決まるようだ
で書いたことが現実となる。
そこで、これからどのようなスケジュールで来年の就職活動を進めればいいのかを推測する。
どんなスケジュールで就職活動の準備を進めるべき?
まず、去年含め今までの就職活動の一般的スケジュールと6月を比べてみる。
去年と同じように3月から本格的な会社説明会が始まるが、面接などの選考は6月スタートとなる予定だ。
ただし、気をつけるべきことがいくつかある。
① 経団連に属さない、もしくは経団連の指示には従うことはない業界を知っておく
去年も就職活動が8月に後ろ倒しになるとなったが、結局早い業界はいつも通りの時期にエントリーや選考を始めていた。
基本的に大きな業界で言うと
・ブライダル
・外資
・ベンチャー
・金融
・放送(テレビ・ラジオ)
・人材
の業界は選考が他の業界に早いところが多いので注意が必要。
現時点でこれらの業界を考えているのなら、自分が興味ある会社に関しては特に調べておいたほうが良い。
② 周りに流されず、焦らない
就活時期が早まれば嫌でも、周りの人も焦り始めたり準備をし始める。
しかし、周りの焦った雰囲気に流されてはいけない。
この時期から「SPIが業界研究が、企業研究しなきゃ!」と焦っている人は、まず失敗するだろう。
なぜ、そう言えるのか。
SPIの準備をやるのは、いつ始めても問題はない。
だが、それらのことよりも圧倒的に大切なことがある。
それが「自己分析」だ
私の同僚や知人でも人事をやっている者が多くいるが、彼らが毎回言っていることがある。
「自分のことを本当に分かっている学生が少なすぎる。」
今の日本の離職率をご存じだろうか?
なんと、3年以内に勤め先を辞める正社員の割合は3割!
多くの人が「この仕事は自分に合っていない。うちはブラックだから。」と言う理由で辞めるそうだ。
つまり、自分が本当に好きなものは何なのか、自分が嫌いなことは何なのか
突き詰めると、「自分はどうやったら幸せになれるのか」
これを考えずに、周りに流されて就職活動を始めたら失敗するに決まっている。
「自分どうやったら幸せになれるのか」を考えずに、地位やお金、企業名だけで選んでいたら失敗するのは当たり前だ。もちろん、地位やお金を得る事が自分の最上級の幸せならそれでいいだろう。
だが、全ての人間が持っている最大の欲求というのは「承認欲求」である。
つまり、誰かに認めてもらうこと、感謝されることだ。
そういった、自分の幸せをしっかり考えてから就職活動に取り組んで欲しい。
そのために最も大切なのが、「自己分析」。あなたという人間がどういう者なのか、何を求めて就職活動しているのか、会社に入って何をしたいのか、その理由は何なのか。
これらを突き詰め、面接でしっかり伝え、それが会社が望む人材なら必然的に「内定」の二文字をもらえるだろう。
<具体的な就職活動のスケジュール>
▲11月~2月(徹底的に自己分析・同時並行でSPIや業界研究)
▲3月~5月(自己分析は常に続ける・業界研究と共に職種研究・面接やグループディスカッションの講座を受け慣らす)
▲6月~(エントリー開始・選考を受ける過程の中でも自分という人間を理解していく)
あくまで、目安として欲しいが
周りに流されて、自己分析を怠ってしまうのだけは避けよう。
自分の言葉で、「私はこういう人間です!」と言える人が一番魅力的なのだから
合わせて読みたい記事一覧






