オーストリアのイルゲン・ザンクト湖畔にある、「ある時期にだけ泳ぐことができるようになる」という不思議な森がある。
それは毎年、春になると水の下に沈んでしまう公園が作り出す異世界。
スポンサーリンク
日本ではまだ認知度は低いが、実はヨーロッパのダイバーなどにはとても有名。
ダイビング好きならば一度は訪れたいと思う場所だ。
「ダイビング」と「森」?
まず、結びつくことのない二つだが、一体どんな場所なのだろうか。その森はオーストリアにあるホーホシュヴァープ山の麓に位置する、トラゲス群立公園にある。
春になると、公園内にある湖には山に積もった雪解け水が流れ込む。それが 5月頃になると、湖の水位が上昇し、その高さは10~12mにまで昇る。
それによって可能となる「森の中のダイビング」がこちら
森の中に上から陽の光が水を通して差し込んでくる。まるで映画の世界のような景色だ。
森の中とはいえ、トラゲス群立公園。遊歩道やベンチなども存在しており、それが水の中に沈んでいることでより幻想的な世界を作り出している。
圧倒的な水の透明度により10数メートル先まで見えるという。
このようなゆらりとした森ダイビングは、7月下旬ごろまで可能であり、それまで多くの観光客が訪れてダイビングを楽しんでいる。
ちなみに、これらの写真を撮影した Marc Henauerさんは、一昨年2014年のNational Geographicが主催したトラベラーフォトコンテストで3位に入賞していた。
むしろ1位と2位はどれだけすごいのか気になる。
世界にはまだまで我々が知らない場所や秘境が隠されている。その中の一つでも行ってみたいものだ。
画像出典元:Mark Henauner
スポンサーリンク
合わせて読みたい記事一覧






