神秘と氷の芸術が交差するバイカル湖とその固有種
「シベリアの真珠」との呼び名が高いバイカル湖。
世界一深く、世界一透明度が高い神秘の湖である。
その大きさは琵琶湖の46倍!
「バイカル=豊かな海」の名に恥じぬ、世界に名高い湖だ。

出典 http://eurasia-blog.cocolog-nifty.com/eurasia/2014/07/post-42b8.html
バイカルアザラシ、チョウザメなど、1500種以上の固有種も魅力の一つ。
高い透明度で希少生物が見れるため、コアなダイバーにも人気のスポットである。
出典 https://flic.kr/p/8VRFo4
出典 https://flic.kr/p/8VRHxp
そして、氷の芸術バイカル湖の南東部に位置するのが、今回ご紹介する「ブリヤート共和国」。ロシア連邦の構成体で、首都はウラン・ウデ。
私たちにはどうしても馴染みの薄い国だが、日本人にとって非常に興味深い場所だということがわかった。
イヴォルギンスキー・ダツァン

出典:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/a4/Ivolga.jpg

出典:http://jp.rbth.com/travel/2014/03/21/47635
「ダツァン」は寺。
ブリヤート共和国はロシアでは数少ない仏教国である。
このダツァンはブリヤート人の聖地であり、ロシアチベット仏教の総本山である。
日本人バイカル湖畔起源説
出典 http://goo.gl/fZO6fb
この写真は民族衣装を着たブリヤート人。
日本人と言われても納得してしまうほど顔が似ている。
諸説あるが、我々日本人とブリヤート人の遺伝子は、朝鮮人、中国人、台湾人のそれよりも近しいらしい。親近感を持たずにはいられない。
「日本人はどこから来たのか?」
有史以前の日本というものに思いを馳せてみる。
学者や歴史に精通している人の多くは自説が正しいことや、論拠がどうだのという論争をずっと繰り返している。
ふっと力を抜いて、ブリヤートを訪れてみよう。
もしも自分の本能が望郷の念を感じたのなら、あるいは、「日本人バイカル湖畔起源説」というものが正しいのかもしれない。
<注意>
ロシアビザ必須。旅行代理店が取得代行してくれる。
自分で大使館に依頼するのも可能。ロシア語ができなくても大丈夫らしい。
<アクセス>
S7航空が北京からウラン・ウデ空港へ直行便を運行している。
北京か仁川を経由して空路でイルクーツクへ行き、そこからシベリア鉄道でウラン・ウデに向かうのもいい。
車窓からバイカル湖畔を眺めることができる。
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