映画『ルーム』のあらすじ&感想【7年間監禁された親子の物語】

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小さな部屋に7年監禁された親子、そしてその後の社会復帰を描く衝撃的だけれど感動の映画『ルーム』。

 

今年の第88回アカデミー賞では作品賞をはじめ、監督賞、主演女優賞、脚色賞と4部門にノミネートされ、結果的に主演のブリー・ラーソンが主演女優賞を獲得した。

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7年間ものあいだ小さな部屋に閉じ込められていた母は、生まれた息子のため、すべてを賭けて脱出を図るストーリー。

 

生まれてから7年間、部屋の世界しか見たことのない息子のジャックには”外の世界”は一体どう見えるのだろうか。

 

あらすじ

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5歳の男の子、ジャックはママと一緒に「部屋」で暮らしていた。「部屋」には台所、風呂、衣装ダンス、ベッド、テレビがあった。ただ、「部屋」の入り口は閉じられていた。この「部屋」の中にあるものがジャックの知っている全てだった。こんな狭い空間の中で、ママはジャックが肉体的にも精神的にも健康でいられるように最善を尽くしていた。

ジャックはママ以外の人間を一人だけ知っていた。それはニック老人である。ニック老人はジャックが衣装ダンスの中で寝ているときに「部屋」にやってきて、食料と日用品を渡してくれる。

7年前、ニック老人は19歳のジョイ・ニューサムに迷子になってしまった犬の捜索を手伝ってくれないかと頼み、隙をついてジョイを自宅の裏庭の「部屋」に監禁した。それから2年後、妊娠してしまったジョイ(ママ)はジャックを出産したのだった。   Wikipedeaより

 

 

脱出映画ではない

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一見、タイトルや宣伝だけだと「ホラー」や「脱出映画」のように見えるが

この映画のコアにあるのは「親子の愛」「外の世界の素晴らしさと厳しさ」である。

 

脱出に成功した二人は病院に運ばれれ、二人はそこで家族と再会する。息子にとってはお爺ちゃん、お婆ちゃんに会うのはこれが初めて。

しかしその後、事件の真相のためマスコミや地元の野次馬が集まってきて、子心の傷を癒すどころか周囲に警戒しビクビクしながら過ごす生活を強いられる。

 

息子ジャックはマスコミへの対応、外の社会への適応、他人に強い警戒心を抱き心を閉ざしてしまう。そんな息子に、母親が追い詰められ苦悩しながらも共に乗り越えていく様子がとても上手に描かれている。

 

映画自体は実際にあった「フリッツル事件」を題材にしている。

 

 

 

親子の演技がすごい

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母親を演じたブリー・ラーソンはこの映画でアカデミー賞主演女優賞を獲得した。誘拐犯におびえながらも、息子のために必死で耐え抜き脱出を図る様子も迫真の演技で見ている者の息をさせない。

息子が外の社会に適応しきれないことに懸命に寄り添って生きていく、たくましくも人間の弱さを上手く表現していた。

長期監禁者を治療する専門家のもとでレクチャーをうけたりもしていたそう。

 

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そしてなんと言っても息子役を演じた少年ジェイコブ・トレンブレイ君の演技がすごい。

正直、なぜ彼がアカデミー賞にノミネートされていなかったのが不思議なくらいだ。

 

息子ジャックは5歳の少年だが、生まれてから母親という女性しか知らなかったため女の子の演技が必要となるが、誰がどう見ても外見も仕草も女の子という素晴らしい演技であった。

さらに性同一性障害ではなく、彼が社会と触れていくうちに徐々に男の子の姿を取り戻していく、という徐々にに性別と雰囲気を変えていく演技は確かに天才的であった。

 

 

感想・レビュー

 

日本での感想やレビューでもほぼ全てが高評価であり、トロント国際映画祭では、ハリウッドの話題作「オデッセイ」や「リリーのすべて」を抑え最高賞である観客賞を受賞

Rotten Tomatoesには2016年3月現在230件のレビューがあり、支持率は94%、平均点は8.5/10点と素晴らしい高評価を受けている。

 

衝撃的・感動的な映画でした!
主演の方がアカデミー女優賞を取られたのも納得な鬼気迫る演技でした✨
子役の男の子もかなりなモンです!

前半は終始ドキドキしっ放しで、脱出作戦はかなりドキドキがヤバかった!後半は助けられた後の話になっていて助けられたからハッピーエンド、とはならずかなり考えさせられる内容になっていました!

オススメです。

 

『世界を超える理想の親子の関係性』
いい意味で予想以上に親子のドラマ。
事件よりも事件後に焦点を当ててる新鮮味、子の話であって親の話でもある切り替え、リアルな子どもの行動心理が観客の涙を引き出す。
脚色賞受賞でも文句はない。
久しぶりに周りが号泣しまくり映画。

 

実話にあってもおかしくなさそうなドキュメンタリー映画って雰囲気。演技力がどうこうとか言える立場じゃないけど本当にこんな世界を味わってきた人みたいだった。

 

空を見た時のジャックの目が、最高でした!
助演男優賞は、ジャックだと思います!
邦題つけるとしたら、”ジャックの空”にしたいと思います。

 出典:Filmarks

 

 

レビューにもあったように、ジャックが生まれてから初めて空を見た時の表情が忘れられない。

彼は目には一体外の世界は、どんな世界に映っていたのだろう。

 

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